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大光ツインスマイルコンサート~長岡交響楽団第58回定期演奏会(2017.7.2)

大光ツインスマイルコンサート~長岡交響楽団第58回定期演奏会無事に終了しました。ご来場いただいた方々ありがとうございました。そして出演された方々お疲れ様でした。

<大光ツインスマイルコンサート~長岡交響楽団第58回定期演奏会>
日時:2017年7月2日(日) 14時開演
会場:長岡リリックホール コンサートホール
指揮:横島勝人
ヴァイオリン/ゲストコンサートマスター:舘市正克
曲目: ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77(ブラームス)
交響曲第8番ト長調Op.88(ドヴォルザーク)

長岡交響楽団第58回定期演奏会

実は今回の定期演奏会直前に団長から「過去の演奏会一覧」が配布されていました。それを見ていたら私は「第21回定期演奏会」からの出演歴になります。定期演奏会としては38回目の出演です。特別演奏会や最近はファミリーコンサートも開催していますので当団の定期演奏会のカウントは年数とは合わず、28年半で38回目の定期演奏会出演になります。

3月に開催された公募オケ「リリック・メモリアルオーケストラ演奏会」でたくさんの方が公募で来られましたが、その中でヴァイオリンの方が10名近く入団してくださいました。さらにそれと前後しての新規入団も何名かあり。多分平成に入ってからでは定期演奏会では一番「団員率の高い」演奏会だったと思います。当団はエキストラに頼ることが多く、本番直前に音が変わりその勢いで本番になることが多かったのですが、そうなくなってきたのはとってもうれしいことです。普段の練習も常にヴァイオリンが5プルト以上いるとか本当にうれしいです。当たり前じゃないの?と思われるかもしれませんが地方都市のオーケストラは団員不足は常態化してまして。特に長岡市付近では学生オケやジュニアオケなどが無いので弦楽器中心に人材供給がされにくい地域になります。最近はジュニア弦楽育成講座が長岡リリックホールで行われていますが、まだそこから当団に入団というところまでは行っていないようです。

で、昨日の演奏会について。
私自身はここ2ヶ月近く体調があまりよくないままくすぶっていまして、さらに直前の木曜日くらいからは「偏頭痛なりかけ」状態。演奏しえ息をたくさん使うと頭が「ズキッ」と来ることも多かったです。でも、本番は頭痛無しで演奏できました!そのせいか、それまで辛かったことなども忘れて本当に楽しく演奏できました。楽しすぎて短い時間での楽器持ち替えを一瞬忘れてしまったこともありましたが(苦笑)。
※アシスタントの方にお願いして「保険」かけてたので演奏に問題は無しでした

今回は「三大ヴァイオリン協奏曲」の1つに数えられるブラームスの協奏曲と通称「ドヴォ8」と呼ばれるドヴォルザークの交響曲第8番の大曲2曲でした。
いつもは半年以上かけてじっくりと練習を行っていくのですが、今年は3月のリリック・メモリアルオーケストラ演奏会の後から実質練習再開でしたので約3ヶ月ちょっとの練習期間。非常に心配しましたが、特に6月に入ってからのスパートはすごかったですね。みなさんの頑張りで名演が生まれたと思ってます。演奏会打ち上げの席でもエキストラの方と話をしていたのですが、「ホールと客席が一体化した気がする」と思ってます。そう感じて演奏が出来たのはとても幸せでした。

そうそう、お客様の入りも本当によかった!
いわゆる「有名曲」ではないのと天候不順もあり入りを心配したのですが、蓋を開けてみたら満席近いお客様。マエストロからも「固定客がそれだけついたってことですよ!」とうれしいお言葉を。客席数700席の長岡リリックホールでは確かにきつくなってきたかも。でもじゃあ客席数の多い長岡市立劇場に会場変更すればいいかというとそう単純な話ではないのでなかなか難しいですね。

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そして、ここからは私の話。
実は「ドヴォ8」は何回かやってます。1994年(3回)、1998年、2007年に続いての演奏でした。今回も1stクラリネット正奏者を務めました。何回もやってるとマンネリ化する部分もあるんですが、今回は指揮の横島勝人先生の曲作りが過去の演奏とはかなり違い、とても新鮮な気持ちで演奏できました。クラリネットにも結構酷な要求もありましたけど何とか突破することが出来、本番にベストな演奏をすることが多かったです。2nd奏者との相性もバッチリだったと思います。感謝ですね。
今回はブラームスは降りていたので本番では演奏せず。代わりに相方が1stを熱演してくれました。よかったです。

今回の演奏会は本格的な梅雨の到来と時期が重なってしまって湿気との戦いになりました。本番2日前の全体練習開始前には楽器が猛烈に汗をかいておりまして楽器を拭くところから練習スタートでした。なかなかそこまで汗をかくことはないんですが。。そしてリードもジメッとしており。他のパートではリードが鳴らなかったり楽器が壊れて応急修理をしたりと大変だったところもあったようです。でも全て克服して本番を迎えることが出来ました。本当によかったです。自分としては過去ベスト5には入るいい演奏だったんじゃないかなと思ってます。もちろん完璧な演奏ではなくまだまだ精進すべき内容も多いのでさらに上を目指して頑張っていきます。

※聞きに来られた方の記事
長岡交響楽団第58回定期演奏会(にいがた音楽雑記帳)
長岡交響楽団第58回定期演奏会(いちかっこジョバンニのクロソイドダイアリー)
長岡交響楽団第58回定期演奏会(日本共産党・ごいの和夫)

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