東京交響楽団第47回新潟定期演奏会(4/27)

新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)で開催された東京交響楽団の第47回新潟定期演奏会に行って来ました。

～東京交響楽団第47回新潟定期演奏会～
日時：2008年4月27日17:00～
会場：新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)コンサートホール

曲目：
・序曲「レオノーレ」第3番 Op.72b(Beethoven)
・交響曲第4番ニ短調 Op.120 (Schumann)
・ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61 (Beethoven)

指揮：シャン・ジャン（張弦）
ヴァイオリン：イダ・ヘンデル
コンサートマスター：高木和弘

アンコール：無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番ハ長調BWV1005よりAdagio(J.S.Bach)
アンコール2：「スペイン交響曲」より第3楽章Intermezzo(Lalo)

東京交響楽団の2008-2009年シーズンが今月からはじまってます。新潟へ出張しての新潟定期演奏会も新シーズンに入り4月から早速新潟での演奏がありました。うれしい限り。ただ、今回はプログラム的には魅力が少なかったのかお客様少なめでしたねぇ。かなり空席が目立ちました。来月に小澤征爾＋新日本フィルの演奏会があるのもあるのかも。

ステージに出演者が来て開演となる時に「あれ？クラリネットは近藤千花子さんが先に出てきたぞ？」。そうこうしているうちに首席の十亀正司さんも出てきて、本来とは逆の位置に着席。1stクラリネットが近藤さんで2ndクラリネットが十亀さんでした。1曲のみかなぁと思ってましたけどさすがにアマチュアみたいに曲ごとにパートが変わることはなく、最後まで近藤さんが1st吹かれてましたね。首席の方を2ndに置いて、別の方が1stを吹く例は珍しいと思いますが、なんかあったのかなぁ。ちょっと気になります。

さて、演奏の方ですが、指揮のシャン・ジャンさんは今回初来日、中国人女性指揮者ということで何かと注目を浴びる部分もありますが、指揮を見ているときちんと指揮をされていてしっかりとオケをまとめている感じでしたね。東京交響楽団との相性はどうかなぁ、少し微妙な部分もありましたが、今後うまく関係を築いてくれるといいですね。
後半はヴァイオリンの超大御所、イダ・ヘンデルさんの登場。プログラムの写真を見る限りは60歳代くらいかなぁと思っててそれ以上予備調査は無しでいたんですが、入場されたお姿を見てびっくり！後で年齢を調べたら80歳以上なんですね。指揮のシャン・ジャンさんに支えられつつ入場、曲が始まってもちょっと辛そうに立たれていたので「大丈夫かなぁ」という印象を持ちましたが、いざソロに入ったら急に背筋がシャンと伸びてしっかりと演奏を！なんか感動でしたね。オケもきちんとソリストと合わせていい感じにまとまってたと思います。
カーテンコールでは非常に温かい拍手が多く、イダ・ヘンデルさんも感動されて2曲アンコールを演奏されましたね。でも、演奏前にたくさん話をして頂いたんですが、英語だったので分からず。。曲名と作曲家名は何とか聞き取れました。

今回の座席ですが、コンチェルト2号さんのご配慮で後半は2階席の正面Cブロック1列目中央という大ベストポジションで聞くことが出来ました。後半席を替わって下さったコンチェルト2号さんに感謝です。感想ですが、「なんか緊張しました（笑）」。なんだろ、いつも見慣れた東京交響楽団と違う見え方（いつもは脇の席）なので、よくオケが見えすぎてしまって。。贅沢な悩みですね（笑）でも、とっても楽しめましたよ。普段位置の関係でよく見えないViolaはDoubleBassなんかがよく見えましたし。

次回の新潟定期は5月18日に。Schubertの交響曲第1番と第4番「悲劇的」、そしてプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番の3曲です。昼のロビーコンサートはホルン4重奏とのことです。

他の方の記事：
○今回のコンマス、高木和弘さんの記事
○東京交響楽団第４７回新潟定期演奏会。（コンチェルト2号感動の毎日）
○東京交響楽団 第47回新潟定期演奏会（ordinary life）