PGP9.0の新機能
11日に公開されたPGP9.0 Public Betaですが、とりあえずドキュメントを見つつ少しずつ使ってます。結構新機能がありますね。少しまとめてみました。
主な新機能は以下の通りです。
○Disk全体の暗号化(PGP Whole Disk)
各ディスクドライブ単位にドライブの内容を全て暗号化するものです。WindowsXP SP2以降のみサポートです。
○PGP Zip
自己復号アーカイブ(SDA)が共通鍵暗号を使用しての暗号化でしたが、このPGP Zipの場合は秘密鍵暗号を使用して任意の秘密鍵でのみ復号可能なように出来ます。もちろん共通鍵暗号も使用してパスフレーズを入れればどなたでも復号出来るようにすることも可能です。ただし、復号側もPGPが必要になるので既存の自己復号アーカイブも今まで通り使えるとのことです。
○PGP Global Directoryとの統合
公開鍵サーバーシステムである"PGP Global Directory"との通信が非常に簡単になりました。
○電子メールProxyのサポート
プラグインによるサポートを止め、メールサーバーとMUA(メーラー)との間に入る電子メールProxyを採用しました。これによりメールアドレスごとに自動暗号化/電子署名が出来たり受信メールの自動復号などをサポートします。
○インターフェースの統一
今までは機能ごとに別ソフトを起動していましたが、PGP Desktopに統一されました。
○PGP Universalとの統合が進む
PGP Universalをお使いの環境ではより使いやすくなっております。
○AOLメッセンジャーのサポート
AOLメッセンジャーでのメッセージとファイル転送を保護します。
○日本語版登場!
これが一番のメイン機能でしょうか。
逆に機能が削除されたものです。
●WindowsNT,98、Meのサポート停止
Windows版はWindows2000、XP以降でのみサポートされます。インストーラもWindows Installerを使用したものになります。
●ICQプラグインの削除
プラグインの廃止に伴うためでしょうけど。。残念ですね。
●RSA Legacy (v3)形式での新しい鍵ペアの作成機能廃止
まあこれは時代の流れだと思います。
現行のベータ版は5月いっぱい使用可能なので思いっきり機能を使い倒そうと思ってます。
参考記事:
PGP 9.0 Beta 登場(辺境から戯れ言)
PGP Desktop 9.0 Beta はアンインストール(bonbonniere)
| 固定リンク
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- LISMO WAVE 使ってます(2011.02.12)
- mixiのアクセス障害継続中(2010.08.11)
- 突然死に注意(2009.06.30)
- 祝!インストラクター資格合格(2009.04.25)
- 本Blogの更新情報をTwitterに(2009.04.12)
「PGP/GnuPG」カテゴリの記事
- PGP9のライセンス期限切れ案内(2006.11.05)
- PGPよもやま掲示板移転(2006.05.12)
- PGP日本法人設立(2006.01.26)
- PGP Desktop 9.0.3の日本語対応(2005.11.18)
- PGP Desktop Homeの販売キャンペーン実施中(2005.06.08)
コメント